すべての子どもに居場所を

  • この絵本は、セーブ・ザ・チルドレン・スウェーデンの児童福祉司と、画家・絵本作家のスティーナ・ヴィルセンさんによってつくられました。
    日本は子どもの権利条約に批准して2024年で30年になりましたが、子どもの権利がじゅうぶんに守られているとは決していえないのが現状です。少年シッゲの物語を知ることは、同じような環境にいる子どもをはげますだけではなく、大人や恵まれた環境にいる子どもたちにとっても大切です。この本が多くの人たちに届き、子どもの権利について考えるきっかけになりますように。
  • <あらすじ>
    ある日、知らない大人が家にやってきて、シッゲと母親を別々の場所に連れていきます。シッゲは里親に引き取られて成長して……。
    ネグレクトの問題や里親制度などを背景に、子どもの心の動きを丁寧に伝えます。

    訳:きただい えりこ
    協力:セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

  • ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。

シッゲはママとふたりぐらし。
でも、ママはいつもとってもつかれてる。
シッゲは、あそぶのもごはんをさがすのも、ひとり。
いくら探しても、ごはんが見つからないときもある。

知らないおとながやってきた。
食べ物を用意してくれて、ママをどこかへ連れていった。


すこし、成長したシッゲ。
里親のレイヤとパトリックのもとでくらしてる。



作者・翻訳者
スティーナ・ヴィルセン

スウェーデン、ストックホルム在住。新聞や切手など、

さまざまな媒体でイラストを描いており、絵本作家

としても活躍。エルサ・べスコフ賞など多数の賞を

受賞。絵本に『あたしおねえちゃんなの』(クレヨン

ハウス)、『シッカとマルガレータ 戦争の国からきた

きょうだい』(子どもの未来社)などがある。

表示したいテキスト
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。
1,000円
セーブ・ザ・チルドレン・スウェーデン
表示したいテキスト

「セーブ・ザ・チルドレン」は、1919年にイギリスで

創設された子ども支援を目的とした民間・非営利の

国際組織。2024 年現在、スウェーデンや日本をふく

む30か国に独立した組織をもち、連携しながら約

120か国で活動している。スウェーデンは世界で最

初に子どもへの体罰を法律で禁止した国として知ら

れており、セーブ・ザ・チルドレン・スウェーデン

も子ども支援のための活動を積極的に展開している。

表示したいテキスト
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。
1,000円
きただい えりこ
表示したいテキスト

埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、スウェ

ーデンに留学。児童文学を学ぶ。小中学校の図書館

で働きながら、児童書を翻訳している。主な翻訳に

『うっかりおじさん』(朔北社)、『わたしも水着をきて

みたい』(さ・え・ら書房)、『ラビットホッピング!

うさぎがぼくのパートナー!?』(理論社)、『シッカと

マルガレータ 戦争の国からきたきょうだい』(子ども

の未来社)などがある。

表示したいテキスト
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。
1,000円